焼津水産高校が内浦湾でアジの養殖を学ぶ漁業実習

イーラ・パーク体験隊

2010年05月01日 09:06

イーラ・パーク体験隊の神南です。 今回は、伊豆地域で行なわれた「体験型観光」の受入を取材させていただきましたので、皆様にもご紹介させて頂きます!


4月26日、沼津港方面から漁船にて内浦湾へやって来たのは
静岡県立焼津水産高等学校1年生の生徒達40名。
既に2班は別日に行い、この日が最終の第3班でした。

今回の実習は文科省と水産庁の共同事業「地域産業の担い手育成プロジェクト」の一環。
ここ内浦では、内浦漁協さんにアジや鯛の養殖や、魚のさばき方を学ぶ漁業実習が行なわれます。

そして、入学間もない1年生にとっては、初めての漁業現場の実習。皆さんの反応もとても楽しみです^^


まずは、生産量日本一を誇る内浦湾のアジ養殖のいけす見学から。
近年、水産業も機械化やIT化が進み、同地区のいけすにおいても新しい技術を導入して行なっていると講師から説明がありました。



生徒自ら飼料をアジに与えています。餌に群がる魚の様子に一同興奮!^^


  
こちらは、鯛の養殖場です。講師は焼津水産高校のOBの方だとか。
生徒達も親近感をもって真剣にお話を聞いていました。

いけすに掛かっているシートは何のためか・・・・
どうやって鯛の色を赤くするのか・・・・・

様々な質問が飛び交います。

鯛の飼料もちょっと味見しています。どんな味がしたのかな?^^



船からあがると、次は魚さばき体験です。
漁師さん達の指導の下、アジをさばいていきます。



その説明を聞く様子は、正に真剣そのもの!


 
今の中高生は家庭科で魚のさばき方を習うのでしょうか?
なかなか普段からやっていないと上手くさばけないものです。

でも、こうやって漁師さんや漁協の婦人部の方々に熱心に教えいただくと・・・・



ほらっ、この通り!よっぽど私よりも上手に皆さんアジをさばけるんです^^




さて、魚さばきの隣りの会場では、魚を焼くようです。
漁協の方と言っても分からないくらいエプロンがお似合いの方、こちらが焼津水産高校、流通情報科担任のK先生です^^。



こちらで生徒さん達は、漁協の方が予め用意してくださったサンマを焼いています。



うーん、これは美味しそうですねー。



  
魚さばき体験も無事終わり、待ちに待った昼食タイム!
内浦漁協婦人部の皆さんが、御飯、味噌汁のサービス係りです。
このあたりもとてもスムーズ



自分たちでさばいたアジの刺身と、漁協の方が用意くださったご馳走が並びます。
ちなみにアジフライの隣りにある品は、内浦漁協でも購入できる
名物「内浦漁協の揚げハンペン」
郷土料理として皆さんにも是非味わっていただきたい手作りの品です。


  

  
自分たちでさばいたお魚は格別ですね!
皆さん、いい笑顔をしています。

これから学校でも業界のことをいろいろ学ぶこととは思いますが、是非今回の実習を活かして、社会に出てからも活躍して下さい!

そして、今回取材を快諾して下さいました、静岡県立焼津水産高等学校の先生方、内浦漁業協同組合の皆様、

本当にありがとうございました。





<取材ご協力先>
静岡県立焼津水産高等学校
内浦漁業協同組合


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